大豆や枝豆、大豆製品、ナッツなどはプリン体が少ないイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。豆の種類によってプリン体含有量に差はありますが、全体的にはプリン体が少ない食材であると言えます。プリン体がどれくらい含まれているのか、食材ごとに見ていきましょう。
豆類 | 種実類 |
大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど栄養価が高く、たんぱく質はもちろんのこと、ビタミンやミネラルも多く含んでいます。その一方で、プリン体の含有量が少なく、非常にヘルシーな食材であると言えます。
また、大豆を原料とする豆腐やおからのプリン体も少なく、乾燥大豆は水分がないために濃縮され、100gあたり173mgと多くなります。
水で戻して使う分には問題ありませんが、乾燥大豆から作る煎り大豆は要注意です。パクパクたくさん食べてしまいがちですので、食べ過ぎには注意しましょう。
食品名 | プリン体含有量 (100gあたり) |
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プリン体含有量 (1食・目安) |
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油揚げ |
54mg |
8mg (1食15g) |
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枝豆 |
48mg |
19mg (1食40g・50粒) |
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おから |
49mg |
49mg (1食100g) |
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乾燥小豆 |
78mg |
31mg (1食40g) |
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乾燥えんどう |
25mg |
10mg (1食40g) |
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乾燥大豆 |
173mg |
61mg (1食35g) |
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乾燥黒大豆(黒豆) |
67mg |
23mg (1食35g) |
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乾燥ひよこ豆 |
26mg |
10mg (1食40g) |
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絹ごし豆腐 |
20mg |
20mg (1食100g・1/3丁) |
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凍り豆腐 |
293mg |
50mg (1食17g) |
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豆乳 |
22mg |
44mg (1食200g) |
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豆腐(湯豆腐・3分茹で) |
22mg |
22mg (1食100g・1/3丁) |
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納豆 |
114mg |
46mg (1食40g・小1パック) |
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木綿豆腐 |
31mg |
31mg (1食100g・1/3丁) |
落花生やアーモンドなどの種実類には脂質が多く含まれており、食用油の原料としても利用されています。この脂質には不飽和脂肪酸が多く含まれているほか、ビタミンB群やビタミンEも含まれています。
プリン体含有量は落花生で100gあたり49mg、アーモンドで100gあたり31mgであり、プリン体が少ない食材であると言えます。しかしながら、脂質が多く高カロリーな食材ですので、食べ過ぎには注意しましょう。
食品名 | プリン体含有量 (100gあたり) |
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プリン体含有量 (1食・目安) |
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アーモンド |
31mg |
5mg (1食15g・10粒) |
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クルミ |
20mg |
3mg (1食15g) |
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ごま(乾燥) |
36mg |
2mg (1食5g) |
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落花生(ピーナッツ) |
49mg |
10mg (1食20g・20粒) |