最強の痛みと例えられるほど、痛風発作の痛みは恐ろしいと言われていますが、決して命に関わる病気ではありません。また、よい薬がありますので、正しい治療を受ければコントロールしやすい病気でもあります。漠然と恐れず、痛風という病気を理解してみましょう。
痛風の心配のある人、発作を起こした人は痛風に対して漠然とした不安を抱えているかもしれません。ひとつ言えることは、痛風が原因で死亡する事はまずありません。
ただし、合併しやすい病気を警戒する必要はあります。以前は痛風の事が認知されていなかったため、痛風患者の死因のトップは腎障害からくる尿毒症がダントツでした。
しかし最近では痛風という病気が認知され、治療を受けるようになったために尿毒症は激減し、代わって動脈硬化からくる虚血性心疾患や脳血管障害などの合併症が増えています。
さらに死亡時平均年齢は健康な人よりも10歳若くなっています。このことからも、痛風が引き金となった重大な合併症の危険性が浮き彫りになっているといえます。
3分でわかる痛風の原因
痛風は正しい治療を受け、尿酸値をコントロールすれば恐れる病気ではないのです。世の中には人の体を襲う病気が星の数ほどあり、恐ろしい病気も無数にあります。自分ではどうしようもない治す事が困難な病気もたくさんあります。
その中で痛風はもっとも治しやすい病気であるともいえます。正しい治療を受け、医師にいわれた事をきちんと守っていれば、二度と発作に襲われることもありません。発見しやすく、診断もしやすく、治療もやさしいこの病気は「明るい病気」であるといえます。
今ではよい尿酸改善薬もそろっており、尿酸値のコントロールも簡単です。大切な事は、きちんと診察を受ける事、治療をきちんと続ける事、そして痛風の原因となった自分の生活習慣を改めていくことなのです。
痛風治療がうまくいかない理由