痛風の原因となる尿酸値の上昇は生活習慣の影響を受けますが、ストレスを感じやすい性格によっても引き起こされます。イライラしやすい人がとりがちな行動が自分に当てはまるかを確認し、痛風になりやすい性格である場合は、日頃の行動を見直してみましょう。
痛風は血中の尿酸値が高くなる事で起こりますが、尿酸値の上昇には食生活のほか、イライラしやすい感情や性格なども大きく関わっています。この性格をアメリカの医師フリードマンはタイプAとタイプBに分類しました。
彼はある日、心臓外来の待合室の椅子の前の部分が異常に擦り減っている事に気がつきました。不思議に思った彼は待合室での患者の様子を注意深く観察してみたのです。すると患者にはある共通する特徴が見られました。
心臓病の患者は待っている間、わずかな時間でもイライラとした様子で、呼ばれた時にすぐに立ち上がれるように椅子に浅く腰掛けていたのです。このために椅子の前部が擦り減ってしまったのです。このような事から、心臓病になりやすい性格をタイプAとしてパターン化したのです。
そしてこのタイプAの傾向が強い人は痛風にもなりやすいことが明らかになったのです。痛風の原因である高尿酸血症にかかる割合は、タイプAの人はそうでない人(タイプB)の2倍にもなります。つまり、タイプAの人はそれだけ強いストレスにさらされやすいということで、その結果尿酸値が上がって痛風になりやすいというわけです。
その生活習慣があなたを痛風にする
以下にタイプAに多い性格や行動を示します。自分に当てはまる項目が多い場合は、タイプAの傾向が強いといえます。知らず知らずのうちにストレスをためこまないためにも、生活リズムをゆったりとするように意識するなど、行動の改善を心掛ける必要があります。
どちらかというと競争心が強い
いったん始めた事は、最後までやり抜く
せっかちなほうだ
いつも全力投球で物事に当たる
短気だといわれたことがある
早口である
ゼスチャーを交えて話す
マメで気がつくと動いている
約束の時間には絶対に遅れない
早食いである
痛風を恐れる事はない!なぜ?