仕事や人間関係などでストレスは付き物であり、ストレスによって血圧が上昇することは広く知られていますが、実は尿酸値も上昇してしまうことがわかっています。ストレスによって痛風の背景にある生活習慣病の悪化も懸念されますので、ストレスの軽減は痛風治療にとって大切なことです。ここでは、ストレスと尿酸値の関係について、わかりやすく解説していきます。
現代社会において、仕事や人間関係などストレスは常に付きまとうものです。ストレスが血圧を上げることはよく知られていますが、実は尿酸値を上げる原因にもなっているのです。
尿酸値とストレスの関係メカニズムはまだはっきりとは解明されていません。しかしストレスがかかっている人ほど、尿酸値が高値を示す傾向にあります。
ストレスがかかると代謝が活発になって尿酸生成が増加する上、排泄が抑制されるのが原因ではないかという説もあります。しかもストレスを感じると尿酸値だけではなく、コレステロールも血圧も上昇し悪い事だらけです。
痛風の発症世代である40代以降の人は責任あるポジションである事が多く、仕事によるストレスを最も受けやすい状況にあります。ストレスを受けないようにすることは困難であるので、少なくともストレスをピークまでためないよう工夫する事が大切です。
ストレスをためないためには、まずは自分の体調に素直になる事です。体調が悪いと思ったら躊躇せず休む事が大切です。責任感の強い人が多くどうしても無理しがちな傾向にありますが、それは命を削っているのと同じです。
それでも休めない人は、せめて休みの日は仕事のことを忘れ気持ちをリフレッシュしましょう。ただゴロゴロすることは逆に疲れを感じてしまいます。普段仕事で使っていない部分を使う事で体は刺激を受け、リフレッシュできるのです。
また精神的な疲れは、体を動かす事で発散する事が可能です。休みの日はむしろ積極的に体を動かしましょう。現代社会ではストレスコントロールの上手な人ほど生き方上手であり、健康の秘訣であるのかもしれません。
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