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合併症のリスク大!
 脂質の摂り過ぎに注意

<この記事の著者>
 メディカルアーカイブ所属
 薬剤師 松田俊浩※

脂質は必要な栄養、でもほどほどに


 脂質は栄養素の中で最もエネルギーをもっており、炭水化物(糖質)の2倍のエネルギーがあります。体のエネルギー源としては、まず炭水化物が分解されて消費され、次に脂質が燃焼します。

 脂質は健康の敵と考えられがちですが、脂溶性ビタミンのビタミンA、D、Eなどを体内に取り入れるために働いたり、ホルモンや神経組織の材料になります。

 脂質には動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸と植物性脂肪や魚油脂肪に含まれる不飽和脂肪酸の2種類があります。不飽和脂肪酸はコレステロールを下げる働きがあるとして注目されていますが、不飽和脂肪酸だけを摂ればいいかというとそうではありません。理想的な飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の割合は、1対3なのです。

 脂質は高エネルギーなだけに、過剰摂取は健康に大きな影響を及ぼしてしまいます。1日の摂取エネルギーの25%以内を心掛けましょう。

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油脂食品のエネルギー量


名称 目安量 重量(g) エネルギー量(kcal)
サラダ油・オリーブ油 小さじ1 37
ごま油 小さじ1 37
バター 小さじ1 30
マーガリン 小さじ1 30
マヨネーズ 大さじ1 12 84
ドレッシング(分離型) 大さじ1 12 49
ショートニング 小さじ1 38
ラード 小さじ1 38
スプレッド 小さじ1 25


尿酸値を下げる痛風の食事とは



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薬剤師のイメージ
<この記事の著者>
 メディカルアーカイブ所属 薬剤師 松田俊浩※
<著者の略歴>
 痛風全般はもちろんのこと、血液の病気や栄養学を専門として活動しており、痛風の正しい知識や食事療法の指導を行っている。