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ミネラルの働き

<この記事の著者>
 メディカルアーカイブ所属
 薬剤師 松田俊浩※

ミネラルをバランスよく摂ろう


 ミネラルは無機質とも呼ばれ、体液や細胞に溶け込んだ状態で細胞の働きを助けたり骨や血液の形成を助ける働きがあります。

 乳製品に多く含まれるカルシウムや、野菜、果物、海藻類に多く含まれるカリウム、ナッツなどに含まれるマグネシウム、塩分に含まれるナトリウム、レバーに多く含まれる鉄分などが代表的なミネラルとしてあげられます。


ミネラルの種類と主な働き

名称 主な働き 含有食品
カルシウム 骨と歯を形成する主成分である。マグネシウムと関わり血圧を安定させる。 乳製品、小魚、ひじき、ゴマ、小松菜、チンゲンサイ、菜の花
マグネシウム 約300種類の酵素作用を活性化させる。 木の実類(アーモンド、ヘーゼルナッツ)、大豆類、野菜類、魚介類(カキ、サンマ、カツオ)
ナトリウム 水分の保持に必要。神経筋肉の興奮を静める。 加工食品(練製品、魚介の干物)、漬物調味料
カリウム 心臓や筋肉機能を調節する。ナトリウムを排泄する働きがある。 緑黄色野菜、果物類(バナナ、アボカドなど)、イモ類、大豆類
鉄分 赤血球の色素、ヘモグロビンの形成 レバー、卵黄、大豆製品、ほうれん草
マンガン 糖質や脂質の代謝、コレステロールの合成に関わる。骨の形成、ホルモンの生成にも関与。 玄米、アーモンド、緑茶、アズキ
亜鉛 タンパク質の合成、コレステロール、コラーゲン、性ホルモンの合成に関与している。 魚介類(カキ、アサリ、シジミ)、牛肉、豚肉、種実類、大豆類
体内の鉄分をヘモグロビンに転換するのに必要。 豆類(そら豆、グリンピース)、小麦全粒、アーモンド、松の実
クロム 糖質の代謝をよくし、動脈硬化や高血圧を予防する。 小麦胚芽、酵母、玄米、魚介類(ジャコ、カキ、アナゴ、ホタテ)
リン 炭水化物、脂質の代謝を助ける。 肉類、魚介類(ワカサギ、シシャモ、煮干し)乳製品(チーズ、牛乳、ヨーグルト)、
セレン 抗酸化作用があり老化や動脈硬化を予防するほか、有害ミネラルを排泄する働きがある。 魚介類(イワシ、ワカサギ、カレイ、ホタテ)


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薬剤師のイメージ
<この記事の著者>
 メディカルアーカイブ所属 薬剤師 松田俊浩※
<著者の略歴>
 痛風全般はもちろんのこと、血液の病気や栄養学を専門として活動しており、痛風の正しい知識や食事療法の指導を行っている。