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関節に激痛!これって痛風?

痛風に似ている様々な病気


 痛風発作では通常ある1つの関節が激しく痛みますが、同じように関節が痛んで痛風かもしれないと思わせるような病気があります。逆に痛風発作であるのに痛風ではないと言い張る患者さんもいます。ここでは痛風と間違えられやすい病気の違いを紹介します。

関節リウマチ


 関節リウマチは自己免疫疾患である膠原病の一種で、原因がはっきりしない難病です。男性と女性の発症率を比較すると、1対3の割合で女性がかかりやすい病気です。痛風発作はほとんどの場合、左右いずれかが痛むのに対し、関節リウマチの場合は複数の関節が左右対称に腫れて痛みます。また、朝にこわばりがあるのも特徴のひとつです。

 この関節の炎症は2ヶ月以上も続き、数年のうちに関節の変形が起こります。痛風の痛みは治療をしなくても2〜3日で治まりますが、リウマチの場合は治療しない限り悪化する一方です。ただし、回帰性リウマチといって関節の大きな変形がなく、周期的に痛むリウマチもあります。痛風かリウマチかの違いは血液を検査する事ですぐにわかります。

変形性関節炎


 変形性関節炎の大きな特徴は、老化現象によって関節が変形し痛みがあることです。痛風が突然激しく痛み出すのに比べると、慢性的な痛みである事が大きな違いです。
 また関節の動きによって痛みに変化があり、指先の関節のほかにひざや腰椎など比較的大きな関節に症状がでるのが特徴です。

偽痛風


 偽痛風とはピロリン酸カルシウムが関節軟骨や半月板を石灰化し、関節部にカルシウムがたまってしまう病気です。これを白血球が攻撃するので、激しい痛みや腫れが起こります。カルシウムがたまってしまう原因はわかっていません。

 比較的女性に多い病気で、特に60歳以上の人がほとんどです。また激しい痛みは共通していますが、主にひざや股関節などの大きな関節に症状が現れます。関節内の潤滑液として軟骨への栄養補給を行う関節液の検査をすれば、結晶の形の違いで痛風と区別できます。


蜂窩織炎(ほうかしきえん)


 蜂窩織炎とは私たちのごく身近に存在するブドウ球菌や連鎖球菌が皮下組織に入って激しい炎症を起こす事をいい、これが関節で起きると化膿性関節炎といいます。早期発見・早期治療が必要ですが、痛風発作の経験があり同じ関節が痛む場合は非常に識別が難しくなります。

 このような場合には、尿酸値が高くない、全身的に炎症の症状が強い、抗生物質が効く、感染ルートである傷口があるなどで診断します。

神経痛


 神経痛は痛風とよく合併する事があります。椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、脊柱管狭窄症、変形性脊椎症などが原因で痛みが起こる場合もあります。痛風のように患部が赤く腫れたり熱をもたないことで判断します。

外反母趾


 外反母趾とは足の親指が内側に曲がり、親指の付け根が外に飛び出して関節部分が亜脱臼し、その部分に炎症が起きるもので女性に多い疾患です。患部が熱をもったり赤く腫れる事もあって痛風に似ていますが、痛まないことも多いようです。




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