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痛風結節は治療を怠るとできるコブ

 痛風の治療を放置すると、体のあらゆる場所にコブ状の痛風結節ができるようになります。この痛風結節はどうしてできるのか、どうしたら治るのか知っておきましょう。

<この記事の監修者>
 メディカルアーカイブ所属
 薬剤師 松田俊浩※

目次


痛風結節とはコブ状の肉芽腫組織


 痛風が進行すると尿酸が尿酸ナトリウムの結晶となって、関節や軟骨の周辺、腱や皮下組織などに沈着し、コブ状の肉芽腫組織をつくります。これを痛風結節といいます。高尿酸血症が進行し、痛風発作があっても治療を怠ると、数年後に痛風結節ができるのです。痛風結節ができるということは、痛風が慢性期に入っていると言えます。

 この痛風結節は肉芽腫が尿酸ナトリウム血漿の刺激で大きくなったものであり、痛みはありませんが、あまり大きくなると関節の曲げ伸ばしに支障が出るようになります。痛風結節の中には尿酸ナトリウム結晶が詰まっており、結節の皮膚がやぶれて内容物が出てくることもあります。

 痛風結節かどうかの診断を行うためには、結節に穿刺して内容物を採取し、尿酸ナトリウム結晶が含まれているかどうかを確認します。

 かつて痛風患者の多くに痛風結節が認められましたが、現在は尿酸値をコントロールする薬が開発されているため、適切に薬物治療を行っていれば発症することは稀です。


痛風結節ができやすいところ


 痛風結節ができやすいのは体温が低く、血流が乏しく、刺激を受けやすい部位とされています。耳たぶやひじ関節の後ろ側、足の親指付け根の皮下や関節などのほか、ひざの皿の表面やくるぶしなどにもできます。

 コブの大きさはさまざまで、大豆や栗の粒くらいの大きさから時にはリンゴ大になる結節もあります。

耳たぶ 足指・くるぶし・
アキレス腱


痛風結節は尿酸値をコントロールすれば治る


 痛風結節は、痛風発作を放置する事で痛風発症から数年後、一部の人に認められますが、結節の生じない人もいます。痛風結節は痛風患者みんなに発生するものではありません。むしろ全体的には痛風患者の中でも痛風結節が発生しない人の方が多いといえます。

 痛風結節自体には特に痛みはないのですが、尿酸値を高いままにしておくと結節はだんだん大きくなっていきます。そして次第に関節が変形したり、破壊されたり、手指の運動が不自由になったりします。

 これを解消するには尿酸値を正常な値(4.0〜6.0mg/dl)に戻す必要があります。尿酸をコントロールして尿酸値が正常の範囲になれば、尿酸ナトリウムの結晶は少しずつ溶解し排泄されるので、結節も次第に小さくなり、1年から数年で消失していきます。

尿酸値を下げるにはどうしたらいいの?


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